つらい時に読む本。
つらいので、つらい時に読む本について書きます。
主にページを開くのは次の二冊ですね。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/16
- メディア: 文庫
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『喜嶋先生〜』は、俺はこういう人間になりたかったんだなーと再確認させてくれる本ですね。『近代文化史入門』のほうは、死ぬまでアタマをつかいましょう、という気になる本です。
あとはこれですが、この本は、今の自分と重なる部分が多くて、読むとつらいです(あれ…
『フランケンシュタイン』について 2
2 月に、 NHK 100分 de 名著で『フランケンシュタイン』が取り上げられました(もう先月なんですね…)
メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』 2015年2月 (100分 de 名著)
- 作者: 廣野由美子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/01/26
- メディア: ムック
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あらすじの紹介に終始した感がありますが、時間が時間ですから仕方ないでしょう。第 1 回で「フランケンシュタインは怪物の名前ではない」というのを強調してくれたので、もうそれだけでいいです。
これ、個人的に「ハムレットの舞台は英国である」と並ぶ勘違いではないかと踏んでいます。あとひとつ揃えて「日本における英文学 3 大勘違い」みたいにしたいところです(しなくていい
『フランケンシュタイン』について 1
来月から NHK 「 100 分 de 名著」で『フランケンシュタイン』が取り上げられますので、数回に分けて書いておくことにします。
メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』 2015年2月 (100分 de 名著)
- 作者: 廣野由美子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/01/24
- メディア: ムック
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『フランケンシュタイン』といえば怪物の名前だと考えている人が多いようですね。映画の印象が強烈ですから。『怪物くん』にも出てきますね。
実際は「フランケンシュタイン」=「作中の怪物を創った博士の名前」です。怪物には最後まで名は与えられず、「怪物」や「悪魔」と呼ばれます(このほかに多い間違いは『フランケン・シュタイン』だとか)
わたし読んだのはこれ
- 作者: メアリーシェリー,Mary Shelley,芹澤恵
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/12/22
- メディア: 文庫
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ですが、以下の二冊も評価が高いようです。
- 作者: メアリ・シェリー,森下弓子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1984/02/24
- メディア: 文庫
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- 作者: メアリーシェリー,Mary Shelley,小林章夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/10/13
- メディア: 文庫
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ちなみに原文は難しいです。それと、むちゃくちゃ怖いです。
副読本としてこちらも
批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)
- 作者: 廣野由美子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 新書
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ではまた次回。
ブログつくってみた。
やっとつくった…
おもに読んだ本その他について書くつもりです。
さしあたり、最近読んだ、メアリー•シェリー『フランケンシュタイン』について書く予定です。近々 NHK でも取り上げられますしね。
あとは、斎藤兆史『英語の作法』『翻訳の作法』 "Style and Creativity" (未刊)などについても。
しかし、 持っているはずの Norton 版 "Frankenstein" はどこへ消えたのだろう。